社会福祉協議会の不動産担保型生活資金・リバースモーゲージローン

平成29年の自殺者数とこれまでの推移・自殺の原因・動機等

平成29年の自殺者数は21,321人となり、対前年比576人（約2.6％）減。平成22年以降、８年連続の減少となっています。
男女別にみると、男性は８年連続の減少であり、平成７年以来、22年ぶりに１万5,000人を下回り、女性は６年連続で減少し、昭和53年から始めた自殺統計で過去最少となっています。また、男性の自殺者数は、女性の約2.3倍となっています。
日本における自殺者数は2000年前後をピークに改善傾向にあり、2012年以降は3万人を下回っています。そして2017年には2万1000人台まで減少してきました。
それでも、若者の自殺が減らないなどと未だに問題は山積しています。

経済の状況・日経平均株価の推移と合わせて日本の自殺者数推移を見てみます。

＜自殺者数の年次推移（男女）と日経平均株価（年末）＞
厚生労働省自殺対策推進室
警察庁生活安全局生活安全企画課

西暦	自殺者数 総数	男性	女性	日経平均株価 年末
1980	21,048	13,155	7,893	7116.3
1981	20,434	12,942	7,492	7681.84
1982	21,228	13,654	7,574	8016.67
1983	25,202	17,116	8,086	9893.82
1984	24,596	16,508	8,088	11542.6
1985	23,599	15,624	7,975	13113.32
1986	25,524	16,497	9,027	18701.3
1987	24,460	15,802	8,658	21564
1988	23,742	14,934	8,808	30159
1989	22,436	13,818	8,618	38915.87
1990	21,346	13,102	8,244	23848.71
1991	21,084	13,242	7,842	22983.77
1992	22,104	14,296	7,808	16924.95
1993	21,851	14,468	7,383	17417.24
1994	21,679	14,560	7,119	19723.06
1995	22,445	14,874	7,571	19868.15
1996	23,104	15,393	7,711	19361.35
1997	24,391	16,416	7,975	15258.74
1998	32,863	23,013	9,850	13842.17
1999	33,048	23,512	9,536	18934.34
2000	31,957	22,727	9,230	13785.69
2001	31,042	22,144	8,898	10542.62
2002	32,143	23,080	9,063	8578.95
2003	34,427	24,963	9,464	10676.64
2004	32,325	23,272	9,053	11488.76
2005	32,552	23,540	9,012	16111.43
2006	32,155	22,813	9,342	17225.83
2007	33,093	23,478	9,615	15307.78
2008	32,249	22,831	9,418	8859.56
2009	32,845	23,472	9,373	10546.44
2010	31,690	22,283	9,407	10228.92
2011	30,651	20,955	9,696	8455.35
2012	27,858	19,273	8,585	10395.18
2013	27,283	18,787	8,496	16291.31
2014	25,427	17,386	8,041	17450.77
2015	24,025	16,681	7,344	19033.71
2016	21,897	15,121	6,776	19114.37
2017	21,321	14,826	6,495	22764.94

＜2017年　原因・動機別の自殺者数＞

2017年度の原因・動機別の自殺者数	合計
総数	21,681
家庭問題	3,179
健康問題	10,778
経済・生活問題	3,464
勤務問題	1,991
男女問題	768
学校問題	329
その他	1,172

自殺の多くは多様かつ複合的な原因及び背景を有しており、様々な要因が連鎖する中で起きています。
健康問題が原因・動機の一番ではありますが、多かれ少なかれ、家庭問題や経済・生活問題が複合的に関係しているものと考えられます。

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